ソウルから釜山へ移動するなら、観光旅行ではまずKTXを基準に考えると選びやすいです。ソウル市内から釜山市内まで移動しやすく、空港での搭乗手続きや道路渋滞を考えずに予定を組みやすいからです。
ただし、いつでもKTXが最適というわけではありません。江南エリアに泊まっている、実際の運賃を比較して交通費を抑えたい、金浦空港から移動しやすい旅程など、条件によっては高速バスや飛行機のほうが便利な場合があります。
先に選び方をまとめると:ソウル中心部から釜山市内へ移動しやすいのはKTXです。料金を重視するなら高速バスの実際の運賃も比較し、金浦空港へアクセスしやすい旅程なら飛行機も候補に入れます。
この記事の目次
KTX・飛行機・高速バスを比較

3つを比べるときは「乗っている時間」だけを見ると判断を誤りやすくなります。ホテルから駅・空港・ターミナルまでの移動と、釜山到着後の移動も加えて考えてください。
| 交通手段 | 時間・料金の考え方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| KTX | 列車は約2時間半前後が目安。2026年9月のKORAIL公式発表ではソウル~釜山の運賃は54,400ウォン | 時間と移動の分かりやすさを重視する人 |
| 飛行機 | 金浦~金海の飛行自体は約1時間。航空券は日付・航空会社・手荷物条件によって変動 | 金浦空港へのアクセスが良い旅程 |
| 高速バス | 道路上の移動は約4時間が目安。運賃は座席等級や時間帯で異なり、深夜便では追加料金がかかる場合もある | KTXより安い便を探したい、時間に余裕がある人 |
所要時間と料金は列車・便・道路状況によって変わります。特に飛行機と高速バスは、表示される乗車・飛行時間だけでなく、市内移動まで含めて比較してください。
迷ったらKTX|ソウル市内から釜山市内へ移動しやすい
初めてソウルから釜山へ移動する人には、KTXが最も予定を組みやすい選択肢です。ソウル駅から乗れば釜山駅まで直接移動でき、到着後は地下鉄1号線などへ乗り換えられます。
2026年9月1日から韓国の高速鉄道は統合運営に移行しました。以前のSRT系統もKTXとして運行されるため、現在はソウル駅だけでなく水西(スソ)駅発のKTXも選択肢になります。KORAILの公式発表では、ソウル~釜山区間の運賃は54,400ウォンに変更されています。
明洞・弘大・鐘路などソウル中心部に泊まっているなら、まずソウル駅発を検索すると分かりやすいでしょう。一方、江南・蚕室など南東部にいる場合は、水西駅発も一緒に検索したほうが無駄な市内移動を減らせます。
KTXの最新時刻と運賃はKORAIL公式の列車時刻表・運賃案内で確認できます。現在の予約アプリや水西駅発列車の探し方は、KORAIL+でKTXを予約する方法も参考にしてください。
KTXで注意したいのは「列車名」より出発駅
2026年9月以降は、以前SRTを利用していた人ほど注意が必要です。「SRTが見つからない」と探し続けるのではなく、予約画面でソウル駅発なのか、水西駅発なのかを確認してください。
ソウル駅と水西駅は離れています。予約後は出発時刻だけを見るのではなく、乗車券に表示された出発駅も確認しておくと当日の移動ミスを防ぎやすくなります。
飛行機|飛行時間だけなら短いが、空港まで含めて考える
ソウルから釜山への国内線は、基本的に金浦空港(GMP)から金海空港(PUS)へ移動します。日本から韓国へ入国するときによく使う仁川空港と混同しないようにしてください。
飛行自体は約1時間なので、一見するとKTXより速く見えます。ただし、ホテルから金浦空港へ行く時間、チェックイン・手荷物預け・保安検査、金海空港から釜山市内へ移動する時間が別に必要です。
韓国空港公社は、セルフチェックインや受託手荷物の受付可能時間は航空会社の方針によって異なると案内しています。金浦空港には地下鉄5号線・9号線・空港鉄道が乗り入れており、金海空港では空港駅から釜山-金海軽電鉄を利用できます。実際のチェックインや搭乗の締切は、利用する航空会社でも確認してください。
そのため、飛行機は「1時間だから一番速い」と決めるより、ホテルのドアを出てから釜山の目的地に着くまでを比較するのが現実的です。
飛行機を選びやすいケース
- ソウルで金浦空港へ移動しやすい場所にいる
- 前後の旅程で国内線を利用する予定がある
- 希望時間のKTXが満席で、航空券に空席がある
- 航空券と受託手荷物料金を含めても条件が合う
当日の運航状況や空港案内は韓国空港公社・金浦国際空港で確認できます。航空運賃、受託手荷物、チェックインや搭乗の締切は利用する航空会社の公式サイトで最終確認してください。
高速バス|KTXより安い便があるか比較する
時間に余裕があり、KTXより安い便が見つかるなら高速バスも候補です。ソウルでは主に江南側のソウル高速バスターミナルから釜山方面へ向かいます。
高速バスは座席等級や出発時間によって運賃が変わります。一般・優等などではKTXより安くなることがありますが、プレミアムや深夜便では料金差が小さくなる場合もあるため、乗車日の実際の運賃を確認してから比較してください。
注意したいのは釜山側の到着場所です。ソウルからの主要な高速バスが到着する釜山総合バスターミナルは地下鉄1号線・老圃(ノポ)駅に接続しています。名称だけを見ると釜山中心部にありそうですが、釜山駅とは別の場所です。
西面・南浦洞・海雲台などへ行く場合は、バスを降りたあとにも地下鉄などで移動します。そのため、バスの表示運賃だけで決めず、釜山到着後の時間と交通費も加えて考えましょう。
また、高速バスは道路状況の影響を受けます。週末や連休などは予定より時間がかかる可能性があるため、到着直後に予約時間が決まっている予定を入れる場合は余裕を持たせてください。
最新の便、座席等級、運賃、残席は高速バス統合予約KOBUSで乗車日を指定して確認してください。
宿泊エリアと目的別ならこう選ぶ
交通手段だけを比較するより、ソウルのホテルがどこにあるかを見ると判断しやすくなります。
明洞・弘大・鐘路周辺ならソウル駅KTXを先に確認
ソウル中心部からなら、ソウル駅へ移動してKTXに乗る流れが比較的シンプルです。釜山駅到着後も地下鉄や市内バスへ移りやすく、観光日程を組みやすいでしょう。
江南・蚕室周辺なら水西駅KTXと高速バスも比較
江南側からわざわざソウル駅へ北上するより、水西駅発KTXのほうが便利なことがあります。高速バスターミナルへのアクセスが良いホテルなら、高速バスの実際の運賃と所要時間も比較してください。
金浦空港の近くなら飛行機も比較する
ホテルや前の予定が金浦空港周辺なら、空港までの移動時間が短くなるため飛行機の条件が良くなります。反対にソウル中心部から空港へ移動し、さらに金海空港から市内へ移動するなら、飛行時間の短さだけでは判断できません。
料金を重視するならKTXと高速バスの実額を比較
移動費を抑えることを優先するなら、高速バスの乗車日の運賃をKTXと比較します。座席等級や時間帯によって料金が変わるため、「高速バスだから必ず安い」と決めず、釜山総合バスターミナルから最終目的地までの交通費も含めて判断してください。
予約前に確認する5項目
- ソウルのホテルから出発場所までの時間:ソウル駅・水西駅・金浦空港・高速バスターミナルのどこが近いか確認します。
- 釜山側の到着場所:釜山駅・金海空港・釜山総合バスターミナルはそれぞれ場所が違います。
- 乗車時間以外に必要な時間:飛行機なら搭乗手続き、高速バスなら道路渋滞も考慮します。
- 最終的に払う金額:航空券では受託手荷物、高速バスや空港利用では市内交通費も含めて比較します。
- 乗車日の公式情報:時刻・運賃・残席は変更されるため、予約直前に公式サイトやアプリで再確認します。
特に1~2泊の短い釜山旅行では、数千ウォンの差だけでなく、移動に使う時間も旅費の一部と考えると選びやすくなります。
結局、ソウルから釜山はどれを選ぶ?
特別な条件がなければ、まずKTXを検索するのがおすすめです。ソウル駅または水西駅から釜山駅まで移動でき、飛行機のような空港手続きがなく、高速バスより道路状況の影響も受けにくいためです。
そのうえで、料金を重視するなら高速バスの実際の運賃を比較し、金浦空港を使いやすい旅程なら飛行機も確認します。「どれが一番速いか」ではなく、ホテルから釜山の目的地までの総移動時間・総費用・乗り換え回数の3つで決めると、自分の旅行に合った選択がしやすくなります。
この記事を書いた人
韓国在住の韓国人で、大学では日本語を専攻しました。日本を複数回訪問し、日本人の友人の韓国旅行も複数回案内しています。本記事は個人的な利用体験を作らず、KORAIL、韓国空港公社、高速バス関連の公式情報を確認したうえで、日本人旅行者が移動手段を選びやすい形に整理しています。