KORAIL+(コレイルプラス)は、KTXとSRT系統の予約サービスを統合するため、韓国鉄道公社(KORAIL)が2026年8月3日に提供を開始した新しい公式アプリです。これまで予約サービスが分かれていた高速鉄道を、KORAIL+を中心に探して予約しやすくなりました。
ただし、2026年8月はちょうど移行期間です。8月31日までに乗る列車と、9月1日以降に乗る列車では、予約方法や乗車券の確認方法が少し違います。「KORAIL+を入れたのにSRTが見つからない」と迷わないためにも、まず自分の乗車日を確認してください。
特に9月1日以降は、これまでSRTとして運行していた列車も高速度鉄道の統合運営に入り、KTXとして案内されます。列車名だけを探すより、出発駅がソウル駅なのか水西(スソ)駅なのかを先に見ると分かりやすくなります。
この記事のポイント
- KORAIL+は2026年8月3日に提供開始された鉄道統合アプリ
- 8月31日まではKTXとSRTの区分が残る移行期間
- 9月1日以降は旧SRT系統もKTXとして統合運営
- 日本人旅行者は列車名だけでなくソウル駅・水西駅も確認する
KORAIL+とは?KORAIL Talkから変わった新アプリ

KORAIL+は、従来の「KORAIL Talk」を更新または新規インストールする形で提供されている公式アプリです。すでにKORAIL Talkを使っている場合はアプリストアで更新状況を確認し、新しく利用する場合はKORAIL+をインストールします。
変わったのはアプリ名だけではありません。KORAILは予約操作を簡素化し、検索画面で条件を変更しやすくしたほか、所要時間・停車駅数・運賃などを比較しやすい画面に改善したと案内しています。
これまで日本人旅行者にとって分かりにくかったのが、ソウル駅などを中心に利用するKTXと、水西駅を中心に利用するSRTで予約サービスが分かれていた点です。KORAIL+の登場によって、この分かれ方が整理されていきます。
公式発表は韓国国土交通部のKORAIL+発表や、KORAILの公式案内でも確認できます。
まず確認|8月31日までと9月1日以降で違う
2026年8月にKORAIL+を使う場合、一番間違えやすいのがここです。KORAIL+は8月3日に提供開始されましたが、高速度鉄道の本格的な統合運営は9月1日から始まります。
| 乗車日 | 購入の考え方 | 購入後の確認 |
|---|---|---|
| 2026年8月31日まで | KTXとSRTの区分が残る。SRTはSRTアプリまたはKORAIL+の最新案内を確認 | 購入したサービス側で乗車券を確認 |
| 2026年9月1日以降 | 旧SRT系統もKTXとして統合運営 | KORAIL+/KORAIL公式サイトを中心に確認 |
移行期間は公式案内も更新されています。KORAILの8月2日の案内では8月運行のSRTは従来のSRTアプリで予約するとされていましたが、SRが8月7日に公開したQ&Aでは、8月1日から31日まで運行するSRTについてSRTアプリまたはKORAIL+からの購入が案内されています。
そのため8月中の列車は、予約できる場所だけでなく購入後に乗車券をどこで確認するかまで見ておくと安心です。すでにSRT側で購入済みの乗車券がある場合も、アプリが変わったという理由だけで買い直すのではなく、まず購入したサービスで乗車券を確認してください。
切り替えに関する最新Q&AはSR公式「高速度鉄道統合運営関連の案内・Q&A」で確認できます。
KORAIL+でKTX・SRT系統を予約する流れ
KORAIL+で予約するときは、まずアプリを最新状態にしてから検索します。旧KORAIL Talkがスマートフォンに入っている場合は、アプリストアで更新状況を確認してください。
- KORAIL+をインストールまたは更新する
旧KORAIL Talk利用者は更新、新規利用者はアプリストアからKORAIL+をインストールします。 - 出発駅・到着駅・乗車日・人数を入力する
ソウルから釜山へ移動する場合でも、「ソウル駅」と「水西駅」は別の駅です。ホテルからの移動しやすさも考えて選びます。 - 検索結果から希望する列車を選ぶ
出発時刻だけでなく、出発駅、到着時刻、所要時間、運賃を確認します。 - 画面の案内に沿って予約・決済を進める
列車を選んだら、表示される条件を確認して予約を完了します。 - 予約後に乗車券を確認する
利用する列車の日付・時刻・出発駅と、乗車券がどのサービスで確認できるかをチェックします。
「SRT」が検索結果に出ない場合
2026年9月1日以降の列車を探しているなら、SRTという名称が見つからなくても、それだけでエラーとは限りません。統合運営後は、これまでSRTとして運行していた水西発着の列車もKTXとして扱われます。
日本人旅行者の場合、「SRTに乗るつもりだったのにKTXしか出てこない」と考えるより、水西駅発の列車が表示されているかを確認するほうが実用的です。
予約時は「ソウル駅」と「水西駅」を間違えない
KTXとSRT系統の予約がまとまると便利になる一方、別の注意点もあります。9月以降は列車名だけを見ていると、出発駅を見落としやすくなります。
ソウル駅(서울역)と水西駅(수서역)は同じ場所ではありません。どちらからも釜山方面などの高速度鉄道を利用できますが、ソウル市内での位置が大きく違います。
予約するときは次の順番で見ると迷いにくくなります。
- ホテルからソウル駅と水西駅のどちらが行きやすいか
- 乗車券の出発駅が予定した駅になっているか
- 出発時刻と到着時刻
- 乗車日が正しいか
特に「釜山行きだからKTXならどれでも同じ」と考えず、乗車券に表示された出発駅を確認してください。
以前SRTを使っていた人は「統合会員」を確認
旧SR会員や、KORAILとSRの両方に会員登録していた人は、KORAIL+への移行に伴う「統合会員」の案内を確認しておきましょう。
KORAILだけの会員は自動転換の対象です。KORAILとSRの両方に加入している人はSR側の利用実績やクーポンなどを引き継ぐための転換手続きを、SRだけの会員は統合鉄道会員への加入を含む手続きを確認してください。
韓国旅行で初めて鉄道を予約する日本人旅行者まで、旧SR会員の移行手続きをする必要があるわけではありません。SRの公式Q&Aでは、統合会員へ転換していなくても非会員として乗車券を購入できると案内されています。ただし、マイレージや既存SRのクーポンなど会員向け特典は別です。
日本人旅行者がアプリで迷ったときの代替方法
KORAIL+で操作が進まない場合は、何度も同じ画面をやり直すより、KORAILの公式サイトから列車を検索する方法もあります。
KORAILには外国人向け日本語公式予約サイトがあります。アプリの表示言語や会員ログインで迷った場合は、こちらから出発駅・到着駅・日付を検索する方法もあります。
短期旅行では、アプリを使うこと自体が目的ではありません。正しい列車・正しい日付・正しい出発駅で乗車券を確保することを優先してください。
予約前に確認しておきたい4点
- 乗車日:8月31日までか、9月1日以降か
- 出発駅:ソウル駅か水西駅か
- 予約先:乗車日に合った最新の公式案内になっているか
- 予約後:日付・列車・出発駅と乗車券の確認先が正しいか
2026年8月は、KORAIL+の公開と高速度鉄道統合の切り替え時期が重なっているため、公開日が違う公式案内でも予約方法の説明に差が見られます。実際に予約する際は、KORAILやSRの最新案内も確認してください。
9月1日以降はKORAIL+を中心に考え、8月中の列車はSRTかKTXか、どのサービスで購入したかまで確認する。この基準を押さえておけば、移行期間でも判断しやすくなります。
この記事は、韓国在住の韓国人で、大学で日本語を専攻し、日本を複数回訪問している運営者が、KORAIL・SRなどの公式情報をもとに日本人旅行者向けに整理しています。