18歳で韓国のホテルに泊まれるかは、「日本では成人だから」という理由だけでは判断できません。
18歳だけで宿泊できる韓国ホテルはありますが、保護者の同意書や追加書類の要否はホテルごとに異なります。同意書があれば韓国のすべてのホテルに泊まれるわけではないため、予約前に宿泊予定のホテルへ確認することが重要です。
また、法律上の「成年」、青少年保護法上の「青少年」、ホテル独自の年齢規定は同じ基準ではありません。予約が完了していても、ホテルが求める書類やチェックイン条件を満たしていなければ宿泊できない場合があります。
確認基準日:2026年8月24日
この記事の目次
- 韓国ホテルは18歳でも同意書があれば泊まれる?
- 18歳の扱いは韓国の成年年齢だけでは決められない
- ホテルによって必要書類が違う
- 友達同士は同性・異性と生年月日も確認
- 予約する前に確認する5項目
- ホテルへの問い合わせ方法
韓国ホテルは18歳でも同意書があれば泊まれる?

結論は、「泊まれるホテルはあるが、ホテルごとの確認が必要」です。
韓国で営業しているホテルの中には、満19歳未満でも保護者の同意があれば宿泊できる施設があります。ただし、必要な書類や提出方法は統一されていません。
たとえば東横INNの公式案内では、韓国ホテルに未成年者だけで宿泊する場合の書類提出について案内しています。
現在公開されている東横インコリアの未成年者宿泊同意書では、満19歳未満は保護者の同意または同行を宿泊条件としています。宿泊前に同意書と保護者の身分証コピーを送付し、チェックイン時には同意書原本、保護者の身分証コピー、保護者との関係が分かる証明書を提出するよう案内されています。宿泊前には保護者への電話確認も行うとされています。
ロイネットホテル ソウル麻浦の未成年者宿泊同意書でも、満19歳未満は保護者の同意または同行の場合のみ宿泊可能としています。公開書式で案内されている提出書類は、未成年者宿泊同意書と保護者の身分証明書コピーです。
この2施設だけを比較しても、公開されている必要書類は同じではありません。「韓国ホテル用」と書かれた同意書を1枚用意すればどのホテルでも使える、というわけではないため注意してください。
18歳の扱いは韓国の成年年齢だけでは決められない
日本では2022年4月1日から成年年齢が18歳になっています。詳しくは法務省の成年年齢に関するQ&Aで確認できます。
一方、韓国民法第4条では19歳で成年となります。
ただし、日本人旅行者について「18歳だから韓国では民法上未成年」と単純に判断するのは正確ではありません。韓国の国際私法第28条では、人の行為能力は原則として本人の本国法に従うとされています。
旅行者が実際に注意したいのは、民法上の成年年齢とは別に、青少年保護法とホテル独自の宿泊規定があることです。
韓国の青少年保護法第2条では、原則として19歳未満を「青少年」としています。ただし、19歳になる年の1月1日を迎えた人は除外されます。
そのため、同じ満18歳でも、生まれ年によって青少年保護法上の扱いが異なる時期があります。ホテルへ問い合わせるときは、年齢だけでなく生年月日まで伝えると確認しやすくなります。
| 確認する基準 | ポイント | 旅行者が確認すること |
|---|---|---|
| 日本の成年年齢 | 18歳 | 日本で契約上成人か |
| 韓国民法 | 19歳で成年 | 外国人の行為能力は国際私法も確認 |
| 青少年保護法 | 原則19歳未満。ただし年単位の除外規定あり | 生年月日・生まれ年を確認 |
| ホテルの宿泊規定 | 施設独自の基準がある | 予約前にホテルへ直接確認 |
ホテルによって必要書類が違う
18歳だけで韓国旅行をする場合、「保護者同意書が必要ですか?」だけでは確認不足になることがあります。
ホテルによっては、次のような書類や手続きを求める場合があります。
- ホテル指定の未成年者宿泊同意書
- 保護者本人の署名
- 保護者の身分証明書コピー
- 宿泊者と保護者の関係を確認する書類
- 宿泊者本人の身分証明書やパスポート
- 宿泊前のメール・FAX送付
- チェックイン時の同意書原本提出
- 保護者への電話確認
この中のどれが必要かはホテルによって異なります。特に確認したいのが、ホテル指定の同意書があるかという点です。自分で作った同意書や別のホテルの書式が使えるとは限りません。
また、「保護者との関係が分かる証明書」が必要なホテルでは、日本人旅行者がどの日本の書類を提出すればよいかをホテルへ確認してください。韓国向けの案内を見て、日本の書類を自己判断で置き換えるのは避けた方が確実です。
保護者の身分証明書など個人情報を送る場合も、ホテルが指定している書類と送付方法を先に確認し、求められた範囲の情報だけを提出してください。
友達同士は同性・異性と生年月日も確認
18歳の友達同士で韓国へ行く場合は、年齢だけでなく誰と同じ客室に泊まるのかも重要です。
青少年保護法第30条では、青少年を男女混宿させるなどの営業行為や、その目的で場所を提供する行為を禁止しています。
さらに、韓国大法院の判例では、この規定について男女双方が青少年である必要はなく、一方が青少年の場合でも対象になり得ると解されています。
ホテル独自の規定も確認が必要です。東横インコリアとロイネットホテル ソウル麻浦の公開同意書はいずれも、同意書を提出していても未成年者の異性との同室宿泊を認めていません。
そのため、「親が同意しているから異性でも泊まれる」と考えず、宿泊者全員の生年月日と部屋割りを予約前にホテルへ伝えてください。
同性の友達同士で宿泊する場合でも、宿泊者全員について同意書や追加書類が必要になる可能性があります。人数と生年月日を伝えて確認する方が確実です。
予約する前に確認する5項目
18歳だけで韓国ホテルを予約するなら、返金不可プランを購入する前に宿泊条件を確認しておくと、現地でチェックインできないリスクを減らせます。
- 宿泊者全員の生年月日で宿泊できるか。「18歳です」だけでなく、生年月日まで伝えます。
- 保護者同意書があれば宿泊できるか。同意書を提出しても宿泊できない施設や年齢条件がある可能性があります。
- ホテル指定の書式があるか。公式サイトからダウンロードするのか、ホテルから送ってもらうのかを確認します。
- 同意書以外に必要な書類は何か。保護者の身分証コピー、関係証明書、本人確認書類などを確認します。
- いつ、どの方法で提出するのか。事前送付、チェックイン時の原本提出、保護者への電話確認まで確認します。
特に、ホテルの回答を確認する前に返金不可プランを予約するのは避けた方が無難です。年齢条件や必要書類が合わないと分かった場合に変更できない可能性があります。
ホテルへの問い合わせ方法
公式サイトで「Minor」「未成年」「미성년자」などの案内が見つからなければ、宿泊予定のホテルへ直接問い合わせます。
問い合わせでは、国籍、宿泊者全員の生年月日、人数、同行者との関係、部屋割り、保護者が同行しないことを伝えると確認しやすくなります。
일본 국적의 만 18세 2명이 보호자 없이 숙박할 예정입니다. 두 사람의 생년월일은 각각 [YYYY-MM-DD], [YYYY-MM-DD]입니다. 보호자 동의서가 있으면 체크인이 가능한가요? 호텔 지정 동의서가 있다면 보내주시고, 추가로 필요한 서류와 제출 방법도 알려주세요.
意味は「日本国籍の18歳2名が保護者なしで宿泊する予定です。2名の生年月日はそれぞれ○年○月○日です。保護者同意書があればチェックインできますか。ホテル指定の同意書があれば送っていただき、追加で必要な書類と提出方法も教えてください」です。
同性の友達同士なら、その点も伝えておくと確認がスムーズです。男女のグループなら、誰がどの客室を利用する予定なのかまで伝えてください。
予約サイトの案内だけで判断せず、最終的には実際にチェックインを受け付けるホテルの回答を確認することをおすすめします。メールやメッセージで回答を受け取った場合は、旅行終了まで保存しておくと確認に使えます。
18歳の韓国ホテル宿泊で覚えておきたいこと:同意書があれば宿泊できるホテルはありますが、「18歳+同意書=韓国の全ホテルで宿泊可能」ではありません。予約前に生年月日、同行者、ホテル指定書式、追加書類、提出方法を確認してください。
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この記事の作成者について
韓国在住の韓国人で、大学では日本語を専攻しました。日本を複数回訪問し、日本人の友人の韓国旅行も複数回案内しています。
本記事では、韓国の現行法令と宿泊施設が公開している未成年者宿泊規定を確認し、日本人旅行者が予約前に何を確認すればよいかという順番で整理しています。
ホテルの規定は変更される場合があります。実際の宿泊可否と必要書類については、予約前に利用予定のホテルへ直接確認してください。