韓国でカードの利用通知が2回届いても、すぐに二重請求とは限りません。まずカード会社のアプリや会員ページを開き、2件が「利用通知」「未確定・保留中」「確定明細」のどこに表示されているか確認してください。
自分が利用した1回分と同じ店舗名・金額の取引が2件とも確定していれば、レシートと明細を保存して店舗へ片方の取消を依頼します。片方でも利用した覚えがない場合は、店舗より先にカードを一時停止し、カード裏面に記載された発行会社へ連絡してください。
まず確認すること:通知が2回来ただけなら確定明細を確認します。2件とも確定していれば店舗へ取消を依頼し、覚えのない取引が含まれていれば発行会社へ連絡します。
最初に確認する3つのポイント

カードの利用通知は、必ずしも請求の確定を意味しません。店舗が決済端末を再操作した場合や、最初の決済が失敗したように見えて再決済した場合、通知だけが複数届くことがあります。
カード会社のアプリや会員ページで、最終的に何件が請求明細へ計上されたか確認してください。未確定の取引が長く残る場合は、自己判断で消える日を決めず、発行会社へ処理予定を問い合わせましょう。
| 表示の状態 | 最初の対応 | 注意点 |
|---|---|---|
| 通知だけが2回来た | 確定明細を確認する | 通知だけで二重請求と断定しない |
| 未確定・保留が2件ある | 発行会社に処理状況を確認する | 解消日や返金日を自己判断で断定しない |
| 同額の請求が2件とも確定した | 店舗へ片方の取消を依頼する | レシートと明細画面を保存する |
| 片方に利用した覚えがない | カードを停止して発行会社へ連絡する | 単純な二重請求ではなく不正利用の可能性がある |
ホテルではデポジットと宿泊代、飲食店では仮承認と最終金額など、金額が似ていても別の取引である場合があります。次の項目を一つずつ照合してください。
- 店舗名または明細上の加盟店名
- 利用日と利用時刻
- 金額と通貨
- カード番号の下4桁
- レシートに記載された承認番号
デビットカードやプリペイドカードでは、一時的に2回分が口座残高から差し引かれて見えることがあります。返金時期や処理方法はカードの種類と発行会社によって異なるため、手元のカード会社へ確認してください。
韓国の店舗へ取消を依頼する
自分が1回だけ利用した取引が2件とも確定している場合は、利用店舗へ「同じ支払いが2回請求されている」と伝えます。帰国前であれば、レシートとカード明細の画面を一緒に見せると状況を説明しやすくなります。
店員に見せる韓国語は次のとおりです。
같은 결제가 두 번 청구됐습니다. 한 건을 취소해 주세요.(同じ決済が2回請求されています。1件を取り消してください)
より詳しく確認したい場合は、次のように伝えられます。
이 결제 한 건만 취소된 것이 맞나요? 취소 영수증을 주세요.(この決済1件だけが取り消されたということで合っていますか。取消レシートをください)
店舗が取消処理を行った場合は、取消日時、金額、担当者名が分かる取消伝票やレシートを受け取ります。紙の控えがない場合は、受付画面や店舗からのメッセージを保存してください。
現金による返金を提案された場合は、カード上の請求も取り消されるのか、それとも現金返金だけで解決するのかを確認します。カード取消と現金返金が重複しないよう、処理方法を書面やメッセージで残しましょう。
取消がその場で明細へ反映されるとは限りません。いったん請求された後、後日の明細にマイナス金額として表示される場合もあるため、反映時期は発行会社へ確認してください。
カード会社へ申し立てる場合
店舗へ依頼しても取消されない、店舗が閉店している、連絡先が分からない場合は、カード裏面に記載された発行会社の窓口へ連絡します。VisaやMastercardなどのブランド名だけで判断せず、実際の問い合わせ先をカード裏面や公式アプリで確認してください。
二重請求の申し立てには受付期限が設けられている場合があります。店舗の返答を長期間待ち続けず、2件の請求が確定した時点で発行会社へ期限と手続き方法を確認しましょう。
発行会社が加盟店へ照会する調査には時間がかかる場合があり、提出しただけで必ず取消されるとは限りません。また、調査中に支払日が到来した場合の扱いも発行会社によって異なります。請求額の一部を自己判断で支払わずに済ませるのではなく、発行会社の案内に従ってください。
連絡前に次の資料をそろえておくと、状況を説明しやすくなります。
- 2件の請求が確認できる明細画面
- 購入時のレシートや電子領収書
- 店舗名、住所、利用日時、支払金額
- カード番号の下4桁
- 店舗へ連絡した日時と回答内容
- 取消伝票、メール、チャットなどの記録
手続きの例は、三井住友カードの海外での身に覚えがない請求に関する案内や、JCBの二重請求に関する案内で確認できます。実際の申請方法と受付期限は、手元のカード発行会社の案内を優先してください。
利用した覚えがない時の対応
同じ店舗を1回利用した記憶があっても、片方の金額、日時、通貨が明らかに異なる場合は、単純な二重請求ではなく不正利用の可能性があります。
- カード会社のアプリに一時停止機能があればカードを停止する
- カード裏面の不正利用窓口へ連絡する
- 対象明細と直近の利用履歴を確認する
- カード再発行や暗証番号変更の要否を確認する
アプリの一時停止は応急処置です。停止した後も、発行会社へ正式に申告し、調査やカード再発行が必要か確認してください。
カード番号、暗証番号、セキュリティコードを店舗とのチャットやメールで送ってはいけません。店舗から本人確認を理由にカード全面の写真を求められても送らず、必要な情報は発行会社の正規窓口だけに伝えます。
利用した覚えのない明細の確認方法は、JCBの利用覚えのない請求に関する案内も参考になります。ただし、補償条件や届け出期限はカード会社と会員規約によって異なります。
カード会社のアプリを入れたスマートフォンも一緒に紛失した場合は、カード対応と並行して端末を保護する必要があります。位置確認、端末ロック、韓国警察庁の遺失物サービスを利用する手順は、韓国でスマホを紛失した時の対処法で確認できます。
韓国語でのやり取りが難しい場合
店舗とのやり取りに通訳が必要な場合は、韓国観光公社の1330観光通訳案内を確認してください。電話やテキストチャットによる観光案内、通訳、観光苦情申告の案内があります。
1330は言葉の支援や苦情受付を行うサービスであり、カード請求の取消や返金を決定するカード会社ではありません。最終的な請求調査と取消手続きは、店舗またはカード発行会社へ依頼してください。
旅行中に証拠を残す方法
決済端末でエラーが出た時は、すぐに同じカードや別のカードで支払い直す前に、最初の決済が承認されていないか確認します。店員側の端末に「承認」「取消」「失敗」のどれが表示されたかを見てもらいましょう。
再決済する場合は、最初の取引が取り消されたことを示すレシートを受け取ります。紙のレシートがない店舗では、次の情報を一緒に記録しておくと後日の照合に役立ちます。
- 店舗の看板や入口
- 注文内容と支払金額
- 決済した日時
- 決済端末の結果画面
- カードの利用通知画面
市場、期間限定店舗、イベント会場などでは、明細上の加盟店名が実際の店名と異なる場合があります。旅行中のカード利用明細が一通り確定するまでは、レシートや注文記録を保管してください。
交通カードの利用では、クレジットカードの二重請求とは異なる確認が必要です。T-moneyの購入場所、現金チャージ、残高確認、払い戻しについては、韓国のT-moneyカードの購入・チャージ方法で確認できます。
韓国のバスで予想外の金額が引かれた場合は、二重請求ではなく降車タッチ忘れや乗り換え処理が原因のこともあります。路線番号や利用時刻の残し方は、韓国バスでT-moneyの降車タッチを忘れた時の対処法を参考にしてください。
よくある質問
帰国後に二重請求へ気づいた場合も店舗へ連絡しますか?
公式サイトやレシートで連絡先を確認できる場合は、メールや問い合わせ窓口から取消を依頼します。同時にカード発行会社へ申し立て期限を確認し、店舗の返答を長期間待ち続けないようにしてください。
二重請求分の支払いを自分で止めてもよいですか?
請求額の一部を自己判断で支払わない対応は避け、発行会社へ相談してください。調査中の引き落とし、支払猶予、後日の返金方法はカード会社と契約条件によって異なります。
取消伝票を受け取ったのに明細から消えません
取消処理が明細へ反映されるまで時間がかかる場合があります。取消伝票を保存したうえで、発行会社へ取消データが到着しているか、いつ反映される予定か確認してください。
利用通知が2回届いただけでも店舗へ連絡すべきですか?
通知だけでは請求確定と判断できません。まず確定明細を確認し、2件とも請求として計上された場合に店舗または発行会社へ連絡してください。
あわせて確認したい韓国旅行のトラブル対策
この記事の執筆者
日本語を専攻し、韓国を訪れた日本人の案内経験がある韓国在住の韓国人筆者が、カード会社と韓国観光公社の公式情報を確認してまとめています。カード会社ごとに手続きや期限が異なるため、最終的には手元のカード発行会社の案内を確認してください。