韓国コスメは日本に何個まで持ち帰れる?24個・120個ルールを解説

韓国でコスメをまとめ買いするとき、「日本に持ち帰れるのは全部で24個まで?」と不安になることがあります。結論からいうと、韓国コスメ全体を合計して24個まで、というルールではありません。韓国旅行で購入した化粧品を日本へ持ち帰る場合も個人輸入に当たり、標準サイズの化粧品は1品目につき24個以内が基本です。

ただし、ここでいう「品目」はブランド名やシリーズ名ごとに自由に分けるものではありません。また、内容量が60gまたは60ml以下の少量製品には1品目120個以内という扱いがありますが、ファンデーション、口紅、眉・目・頬用化粧品、香水などはこの少量製品の対象から除かれます。

もう一つ重要なのは、この数量ルールが輸入する本人が自分で使用することを前提としている点です。友人へのお土産や販売用の商品を「24個以内だから自己使用の枠で大丈夫」と考えることはできません。

情報確認日:2026年9月11日。厚生労働省「医薬品等輸入手続質疑応答集(令和7年6月30日版)」、日本税関、仁川国際空港の公式情報を確認しています。

この記事で分かること

韓国コスメの24個ルールは「全部で24個」ではない

厚生労働省の個人輸入案内では、一般家庭で使う通常のサイズの化粧品について、1品目につき24個以内とされています。海外旅行先で購入して日本へ持ち帰る場合も、個人輸入としてこのルールを確認する必要があります。

区分数量確認ポイント
標準サイズ1品目24個以内コスメ全部を合計して24個ではない
60g・60ml以下の少量製品1品目120個以内対象外となる化粧品の品目がある
標準サイズと少量製品が混在組み合わせて計算標準サイズ1個を少量製品5個分として計算できる

厚生労働省が例として挙げている品目には、シャンプー、リンス、トリートメント、一般化粧水、乳液、パック用化粧料、口紅、アイシャドー、マスカラなどがあります。

つまり、一般化粧水10本とシャンプー10本を持っているから「合計20個」と一括して数えるのではなく、一般化粧水とシャンプーをそれぞれの品目として確認します。詳しい品目例は、厚生労働省の個人輸入に関する公式案内から確認できます。

「1品目」はどう数える?韓国コスメの具体例

韓国コスメを品目ごとに分けて数える様子

一番間違えやすいのが、「ブランドが違えば別枠」と考えるケースです。厚生労働省のいう品目は、ブランド名や商品シリーズそのものではありません。

口紅はブランドや色が違っても合計24個

口紅については、厚生労働省がブランドや色などにかかわらず24個以内と明記しています。

たとえばブランドAの口紅を赤系12本、ブランドBの口紅を別の色で12本持ち帰る場合は、口紅として合計24個です。さらに別ブランドを1本追加して25本にしても、「ブランドが違うから別品目」とはなりません。

なお、この「ブランドや色にかかわらず」という公式の具体例は口紅について示されたものです。別の色物化粧品について判断が必要な場合は、商品名だけではなく、厚生労働省の品目例に照らして確認してください。

シャンプー・リンス・トリートメントは別の品目

一方、厚生労働省のQ&Aでは、シャンプー、リンス、トリートメントはそれぞれ品目として例示されています。そのため、同じブランドやシリーズの商品でも、すべてを一括して「ヘアケア商品」と数えるわけではありません。

韓国のお店では同じシリーズの商品がセットで並ぶこともありますが、シリーズ名ではなく、中に何が入っているのかを品目ごとに整理するのがポイントです。

シートマスクは「1箱だから1個」とは限らない

一般的なシートマスクは、厚生労働省の品目例にある「パック用化粧料」を確認することになります。さらに、60gまたは60ml以下の少量製品で、1回分ずつ個包装されているものは1回分を1個として数えます。

そのため、1枚ずつ個包装されたシートマスクが10枚入った商品を、外箱だけ見て「1個」と考えるのは避けてください。1回分ずつ個包装された少量製品なら、中に入っている個包装数を確認します。

30枚入りの大容量シートマスクはどう考える?

30枚が一つの容器にまとめて入ったタイプは、「1回分を個包装した商品」とは包装形態が異なります。厚生労働省Q&Aには、1回分が個包装された場合の数え方は示されていますが、複数枚が一つの容器に入ったシートマスクを何個と数えるかという具体例までは示されていません。

外箱の数やシートの枚数だけで決めず、容器全体の内容量と包装形態を確認してください。数量が上限に近く判断が難しい場合は、商品名、総内容量、包装状態が分かる情報を用意し、日本で輸入される区域を管轄する税関に対応した地方厚生局へ事前に確認してください。

60g・60ml以下なら120個までになる場合がある

「化粧品は24個まで」だけを覚えていると見落としやすいのが、少量製品の扱いです。厚生労働省の現行Q&Aでは、内容量が60gまたは60ml以下の化粧品は、1品目につき120個以内とされています。

ただし、60g・60ml以下ならどんな韓国コスメでも120個までになるわけではありません。次の品目は少量製品の120個ルールから除外されています。

  • ファンデーション類
  • 白粉・打粉類
  • 口紅類
  • 眉・目・頬用の化粧品類
  • 爪化粧品類
  • 香水類

そのため、小さなリップやミニ香水を見て「60ml以下だから120個」と判断することはできません。商品がどの品目に当たるか分からない場合は、容量だけで決めないようにしてください。

標準サイズとミニサイズを一緒に買った場合

同じ品目に標準サイズと少量製品が混ざっている場合も計算方法があります。厚生労働省は、標準サイズの上限24個から実際の標準サイズの個数を引き、残りに5を掛けた数まで少量製品を輸入できると案内しています。

たとえば一般化粧水を標準サイズで10本持ち帰る場合、同じ品目の少量化粧水は(24-10)×5=70個までという計算です。

買い物中は「標準サイズ1個=少量製品5個分」と置き換えてメモすると整理しやすくなります。

「24個以内なら友達へのお土産にできる」とは限らない

数量以上に注意したいのが使用目的です。厚生労働省の個人輸入ルールは、輸入する本人が自分で使用することを前提としています。Q&Aでは、個人輸入した化粧品の販売・授与は認められないとされています。

そのため、「友人10人に配るシートマスクだから一人分は少ない」「日本にいる家族の分だから自己使用と同じ」と考えて、本人使用の数量枠だけで判断することはできません。

同行者のスーツケースへ商品を分ければ数量を増やせる、という考え方も同じです。それぞれの旅行者が本人の使用目的で持ち込むのかが前提になります。

24個ルールと免税・機内持ち込みは別に考える

空港で液体コスメを透明袋にまとめる旅行者

韓国コスメを日本へ持ち帰るときは、「化粧品の輸入数量」「日本入国時の免税範囲」「飛行機の液体物ルール」という別々のルールが同時に出てくるため、分けて考えることが重要です。

日本の免税範囲は24個とは別のルール

日本税関では、旅行者が持ち帰る「その他の品目」について、海外市価の合計20万円までを原則的な免税範囲としています。一方、香水には2オンス、約56mlという別の免税範囲があります。

なお、税関のこの「香水」の免税枠には、オーデコロンとオードトワレは含まれません。詳しい免税範囲は、税関「海外旅行者の免税範囲」で確認できます。

これは税金が免除される範囲の話であり、厚生労働省が定める化粧品の個人輸入数量とは別です。「20万円以内だから化粧品を何個でも持って帰れる」「24個以内なら必ず免税になる」という意味ではありません。

韓国でTax Refundを受けた商品についても、日本へ入国するときの輸入数量や免税ルールが変わるわけではありません。韓国側のTax Refundと日本側の制度は分けて確認してください。

化粧水やクリームは機内持ち込みの液体ルールにも注意

仁川国際空港から国際線に乗る場合、液体・スプレー・ジェル類を機内へ持ち込むときは、原則として1容器100ml以下で、1人につき1L以下の透明なジッパー付き袋1個にまとめる必要があります。化粧水、ジェル状の化粧品、シャンプーなども対象になります。

ここで判断するのは中身の残量ではなく容器の容量です。150mlのボトルに30mlしか残っていなくても、「30mlだから持ち込める」とは判断しません。最新条件は、仁川国際空港「制限品」で確認できます。

また、この100ml・1Lのルールは国際線の機内持ち込みに関するものです。預け手荷物ではスプレー類などに別の航空危険物ルールが適用される場合があります。

Tax Refund対象のコスメを預け荷物に入れる場合は、韓国出国時に購入品の税関確認を求められるケースにも注意してください。先にスーツケースを預けてしまった場合の流れは、韓国Tax Refund対象品を先に預けた時の確認手順で整理しています。

韓国でコスメを買う前の確認手順

大量に購入する予定があるなら、レジへ行く前に次の順番で確認すると数え間違いを減らせます。

  1. 輸入する本人が自分で使用する商品か確認する
  2. ブランドではなく、一般化粧水・口紅・シャンプーなどの品目ごとに分ける
  3. 標準サイズの商品を品目ごとに数える
  4. 60g・60ml以下なら、少量製品の対象になる品目か確認する
  5. 1回分ずつ個包装された少量製品は、中の個包装数を確認する
  6. 同じ品目に標準サイズと少量製品が混ざる場合は組み合わせて計算する
  7. 日本の税関免税範囲と、飛行機の液体物ルールを別に確認する

判断が難しい商品は、外箱を捨てず、商品名・総内容量・包装状態・表示内容を確認できるようにしておくと問い合わせやすくなります。「ミニサイズだから120個」「セット商品だから1個」といった自己判断だけで数量を決めないことが大切です。

24個・120個を超えそうな場合はどうする?

数量を超えても、「税金を払えばそのまま持ち帰れる」とは限りません。厚生労働省の現行Q&Aでは、個人輸入できる化粧品の数量を超えた場合、輸入可能な数量だけを輸入して残りを廃棄・可能なら返送するか、全てを返送・廃棄する扱いが示されています。

実際の対応は貨物を確認する税関等への相談が必要です。大量に購入する予定があり上限を超える可能性がある場合は、帰国当日になって判断するのではなく、購入前に確認してください。

化粧品の数量については、厚生労働省「医薬品等輸入手続質疑応答集」、日本入国時の課税については税関「海外旅行者の免税範囲」、仁川空港から出発するときの液体物については仁川国際空港「制限品」を確認してください。

制度や空港の運用は変更される場合があります。コスメをまとめ買いする旅行では、出発前や帰国前にも最新の公式情報を確認することをおすすめします。

この記事を書いた人

韓国在住の韓国人で、大学では日本語を専攻しました。日本人の友人の韓国旅行も複数回案内しています。

この記事は「韓国からコスメを大量に持ち帰れた」といった個人的な成功例を根拠にせず、厚生労働省、日本税関、仁川国際空港の公式情報をもとに、日本人旅行者が買い物中に確認しやすい順番へ整理しています。